ガラスくずの処分方法2つと処分時にかかる費用を解説
目次
ガラスくずは自治体のごみ回収サービスで処分できないことから、処分方法にお困りの方も多いのではないでしょうか。結論としては、ガラスくずの処分方法は「処分場へ直接持ち込む」もしくは「回収業者に依頼する」の2つです。
ガラスくずは産業廃棄物にあたるため、間違った方法で処分すると法律に違反する恐れがあります。
本記事では、ガラスくずの種類について説明したうえで、処分方法や費用について詳しく解説します。ガラスくずの処分にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
ガラスくずの種類
ガラスくずには次の3種類が存在します。
- ガラスくず
- 陶磁器くず
- コンクリートくず
一つずつ見ていきましょう。
ガラスくず
ガラスくずはガラス製品が割れたり破損したりした際に発生する破片のことを指します。ガラスくずに該当する品目は、下記のような物が挙げられます。
- 廃空ビン類
- 板ガラスくず
- アンプルロス
- 破損ガラス
- ガラス繊維くず
- カレットくず
- ガラス粉 など
ガラスくずの特徴は、環境にやさしい資源として再利用やリサイクルにも適していることです。
陶磁器くず
陶磁器くずは、主に陶磁器やセラミック製品が壊れた際に生じる破片や崩れた部分を指します。代表的な品目は、下記のとおりです。
- 土器くず
- 陶器くず
- 磁器くず
- せっ器くず
- 焼結材くず
- フェライトくず
- セラミックくず
- 素焼くず
- 耐火煉瓦くず
- 焼瓦くず
- タイルくず
上記のくずはガラスくずと同様に、再利用やリサイクルの対象とされています。
コンクリートくず
コンクリートくずは建設プロジェクトや解体作業などにおいて、コンクリートが破壊された際に発生します。代表的なものとしては「コンクリートブロックくず」や「インターロッキングくず」などです。
コンクリートくずは一般的に建築業界で再利用され、アスファルトの骨材や路盤材などに使われます。
ガラスくずの処分方法2つ
ガラスくずを処分する方法は、以下の2つです。
- 処分場へ直接持ち込む
- 産業廃棄物処理業者に回収を依頼する
それぞれ詳しく解説します。
処分場へ直接持ち込む
処分したいガラスくずが大量にある場合は、処分場へ直接持ち込むのがおすすめです。
各地域に処分場があるため、事業所から近い施設を調べてみましょう。処分場へ持ち込む前に、ガラスくずが該当する「産業廃棄物」を扱っていることを確認しておいてください。
「一般廃棄物」しか取り扱っていない処分場では、ガラスくずは処分できません。ガラスくずを処分するときはまず処分場へ連絡し、日程や必要書類などを確認したうえで、持ち込むようにしましょう。
産業廃棄物処理業者に回収を依頼する
手間をかけずに処分したい場合は、産業廃棄物処理業者に回収を依頼する方法もあります。ガラスくずが大量にあるものの、処分場へ直接持ち込む時間はない事業者におすすめです。
産業廃棄物処理業者に依頼するメリットは、作業員が回収に来てくれるので持ち込みの手間がかからないことです。また、処分する工程で起こりうるケガのリスクも抑えられます。
さらに、産業廃棄物処理業者であればほかの不用品もまとめて回収してもらえるため、事務所や事業所の整理がスムーズに進みます。
業者に依頼する際は「産業廃棄物収集運搬業許可」を保有していることを、あらかじめ確認しておきましょう。
ガラスくずの処分費用
ガラスくずを処分する際にかかる費用を、方法ごとにまとめてみました。
処分方法 |
費用 |
---|---|
処分場 |
数百円程度 |
産業廃棄物処理業者 |
12,000円〜18,000円/㎡ |
直接持ち込む場合は処分場によって費用が異なるので、事前に確認する必要があります。
一例として、京都市では産業廃棄物20kgごとに1,000円と設定されています。産業廃棄物処理業者も業者ごとに費用が異なるため、複数社から見積もりを取ったうえで選定しましょう。
【参考】事業者のみなさまへ|京都市
ガラスくずの処分についてまとめ
ガラスくずは産業廃棄物に分類されることもあり、処分場への持ち込み、もしくは産業廃棄物処理業者へ依頼する形で処分する必要があります。
注意すべきポイントは、一般廃棄物しか対応していない処分場や処理業者へ依頼しないことです。誤って依頼したとしても引き取ってもらえないので、必ず確認しておきましょう。
山本清掃では産業廃棄物や事業ごみの回収サービスを提供しており、ガラスくずの処分も可能です。その他にも事業ごみの定期回収や建物除菌清掃など、清掃・片付けに関してさまざまなサービスを展開しております。
ガラスくずの処分でお困りの方は、ぜひ山本清掃にご相談ください。山本清掃は電話・メール・LINE相談は無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。
この記事を書いた人

山本 智也代表取締役
資格:京都3Rカウンセラー・廃棄物処理施設技術管理者
廃棄物の収集運搬や選別、営業、経営戦略室を経て代表取締役に就任。
不確実で複雑な業界だからこそ、わかりやすくをモットーにあなたのお役に立てる情報をお届けします。